「結婚式の引き出物でもらったまま使っていない洋食器を、食器棚から片付けたい」「実家にあるマイセンやロイヤルコペンハーゲン、バカラのグラスに、きちんと値段をつけてほしい」そんな悩みを持つ方は多いはずです。
食器を買い取る店には、ブランド品の買取専門店や総合買取店、骨董品店、リユースショップなど様々な選択肢があります。しかし、未使用品だけを扱う店と使用済みでも相談できる店があるなど、店ごとに買取の対象や宅配・出張の条件、返送料の扱いが大きく異なります。選び方を間違えると、送った食器を返送されたり、本来の価値より安く手放したりすることもあります。
この記事では、洋食器やグラスを中心に食器を高く売りたい方に向けて、失敗しない買取店の選び方、利用できる主な食器買取店、売る前の準備、高く売るコツ、よくある質問まで解説します。なお、和食器や作家物の陶器については陶器買取の記事で詳しく紹介しています。
食器買取店の選び方|5つのポイント

食器は、ブランドや状態、箱やセットのそろい方によって評価が大きく変わります。買取店を選ぶ際は、次の5つのポイントをチェックしましょう。
1. 売りたい食器のジャンルに強いか確認する
食器と一口にいっても、マイセンやヘレンドなどの洋食器ブランド、バカラなどのクリスタルグラス、クリストフルなどのカトラリー、リヤドロなどの磁器人形(フィギュリン)まで種類は様々です。公式サイトの取扱ブランド一覧や買取実績を見て、自分の食器に近い品を扱っているかを確かめましょう。アンティークの洋食器や古い銀食器が混ざっている場合は、骨董品にも詳しい店のほうが価値を見極めてもらいやすくなります。
2. 未使用品だけを扱う店か確認する
食器の買取は、店によって対象の範囲が大きく異なります。たとえば、未使用の食器だけを査定の対象とする店や、宅配買取では使用済みの食器を受け付けない店があります。普段使いしていた食器を売りたい場合は、使用済みでも相談できる店か、店頭や出張で実物を見てもらえる店を選ぶと、返送の手間を防げます。
3. 買取方法と対応エリアを確認する
食器の買取方法は、主に次の3種類です。
- 店頭買取:その場で査定と現金化ができ、割れ物を配送するリスクがない
- 宅配買取:遠方からでも利用できるが、割れないように1点ずつ梱包する必要がある
- 出張買取:食器棚ひとつ分のような大量の食器や、重いセットをまとめて売るときに便利
出張買取は特定商取引法の「訪問購入」にあたり、事業者は、勧誘の依頼をしていない人の自宅で勧誘することを禁じられています(不招請勧誘の禁止)。突然訪ねてきた業者には応じず、自分で申し込んだ店に依頼しましょう。
4. 送料・返送料・キャンセル料の扱いを確認する
宅配買取では送料や査定料を無料とする店が多いものの、査定額に納得できずに返送してもらうときの送料は、店によって扱いが分かれます。返送を着払い(利用者の負担)とする店もあれば、基本は無料とする店もあります。送れる点数や箱の数に条件を設けている店もあるため、申し込み前に利用規約やよくある質問を確認しておきましょう。
5. 査定の根拠を説明してくれるか確認する
食器の価値は、ブランド名だけでなく、シリーズや絵柄、製造年代、状態によって変わります。査定額の理由を1点ずつ説明するとしている店なら、どの食器に値段がつき、どれが難しいのかを納得したうえで売れます。宅配買取では、まとめて値段を出した品の一部だけを返送できない店もあるため、内訳の示し方も確認しておくと安心です。
利用できるおすすめの食器買取店

洋食器やグラスの買取に対応している主な店を紹介します。
バイセル

バイセルは、東京都新宿区に本社を置く東証グロース上場の株式会社BuySell Technologiesが運営する総合買取サービスです。
マイセンやロイヤルコペンハーゲン、ヘレンドなどのブランド食器を積極的に買い取るとしており、ウェッジウッドやバカラ、ノリタケ、大倉陶園、リヤドロなども査定の対象に挙げています。査定の対象は未使用の食器に限られますが、ティーセットの一部やペアの片方だけ、箱のない食器でも買い取ってもらえます。
買取方法は出張・店頭・宅配の3種類で、査定料や出張料などの手数料は無料です。出張買取は離島を除く全国に対応し、訪問時には査定士の氏名と行商従事証明を提示するとしています。宅配買取は電話での完全予約制で、陶器やガラス製品を送る場合は、無料の宅配キットと一緒に緩衝材も届きます。
宅配の査定結果は、品物の到着からおおむね1週間以内に電話で連絡があり、承諾すると銀行口座に振り込まれます。査定額に納得できずに返送を頼む場合は、着払い(利用者の負担)になる点に注意しましょう。
引き出物などでもらった未使用のブランド食器を、自宅にいながらまとめて売りたい方におすすめです。
| 店舗名 | バイセル |
| 所在地 | 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル(株式会社BuySell Technologies) |
| URL | https://buysell-kaitori.com/delivery/ |
なんぼや

なんぼや(NANBOYA)は、東京都港区に本社を置くバリュエンスジャパン株式会社が運営するブランド買取専門店です。運営会社は、東証グロース市場に上場するバリュエンスホールディングスのグループに属しています。
バカラやウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、マイセン、ヘレンド、リチャード・ジノリなどのブランド食器を扱い、箱のない品や一部が欠けたセット品、一客だけのカップ&ソーサーも査定するとしています。結婚式の引き出物などのギフト食器は、ほかの品と一緒に査定に出すよう案内しています。
食器の買取方法は店頭と出張の2つで、宅配買取は食器の対象外です。店頭は予約なしでも利用でき、事前に予約すると優先して案内されます。出張買取は玄関先での査定にも対応し、査定料やキャンセル料はかかりません。
出張買取で成約すると、代金は原則として翌営業日に指定の口座へ振り込まれます。LINEで写真を送る事前査定もあり、最短5分で返信があるとしています(状況により翌営業日まで)。
近くの店舗で対面で相談したい方や、そろっていないセットや一客だけのカップも見てほしい方におすすめです。
| 店舗名 | なんぼや(NANBOYA) |
| 所在地 | 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-19 MA5(バリュエンスジャパン株式会社) |
| URL | https://nanboya.com/shokki-kaitori/ |
日晃堂

日晃堂は、横浜市神奈川区に本社を置く株式会社日晃堂が運営する、骨董品・美術品の買取専門店です。
カップ&ソーサーやプレート、ポット、グラス、カトラリー、フィギュリン、銀食器まで扱い、アウガルテンやKPMベルリン、セーブルといった欧州の窯も買取ブランドに挙げています。骨董品にも精通しているため、海外のアンティーク食器や日本の骨董食器も査定できるとしています。一方で、ノーブランドの食器や、黄ばみ・汚れ・破損が目立つ食器は基本的に買い取っていません。
買取方法は出張・店頭・宅配の3種類で、査定料や出張費、キャンセル料はかかりません。出張買取は全国に対応し、品物によっては1点からでも訪問してもらえます。店頭買取は横浜・大阪・名古屋・埼玉の店舗で受け付けており、電話での完全予約制です。
宅配買取では、届いた品物をすぐに査定し、早ければ当日に電話で査定額が知らされます。発送時の送料は無料ですが、返送時の送料は利用者の負担です。代金は、出張・店頭なら原則その場で現金、宅配なら銀行振込で支払われます。
実家で見つかったアンティーク食器や銀食器、フィギュリンを、骨董的な価値も含めて見てほしい方におすすめです。
| 店舗名 | 日晃堂 |
| 所在地 | 〒221-0031 横浜市神奈川区新浦島町1-1-32 Aquaria Tower Yokohama 1F(株式会社日晃堂 横浜本社) |
| URL | https://nikkoudou-kottou.com/antique/tableware/ |
エコリング

エコリングは、兵庫県姫路市に本社を置き、2001年に創業した株式会社エコリングが運営するブランド品の買取店です。全国に店舗を展開し、店頭・出張・宅配の3つの方法と、写真を送るLINE査定に対応しています。
ロイヤルコペンハーゲンやマイセン、バカラ、ウェッジウッド、エルメス、ティファニー、ル・クルーゼなどのブランド食器を扱い、公式サイトの食器のページでは、箱のない食器や使用済みの食器も相談するよう案内しています(宅配買取は後述のとおり対象外)。出張買取では、査定額に納得すればその場で代金が支払われます。
宅配買取では、マイセンやヘレンド、リチャード・ジノリ、クリストフルなどのブランド食器を1点から受け付けており、送料は無料です。ただし、1回の取引で送れるのは3辺の合計130cm以内・20kg以下の1箱までで、使用済みの食器やノーブランドで箱のない食器は送れません。対象外の品を送ると、着払いで返送されます。
買い取った品が想定以上の価格で売れた場合に、利益の一部を現金で還元する「ありがとう還元」という独自の仕組みもあります(くわしくは鑑定士に確認)。
近くの店舗で使用済みの食器も含めて相談したい方や、ブランド食器を1点から宅配で送りたい方におすすめです。
| 店舗名 | エコリング |
| 所在地 | 〒671-0232 兵庫県姫路市御国野町御着352番地(株式会社エコリング) |
| URL | https://www.eco-ring.com/categories/brand-tableware |
おたからや

おたからやは、横浜市西区に本社を置く株式会社いーふらんが運営する買取専門店です。店舗数は2,120店舗以上(2026年11月時点)としており、店頭買取は予約なしでも利用できます。
ウェッジウッドやマイセン、ヘレンド、ロイヤルコペンハーゲンなどの洋食器に加え、バカラやサン・ルイ、ラリックといったクリスタルガラス、和食器や漆器、カトラリーまで幅広く扱っています。
ヒビを補修した食器や縁が欠けた食器、セットがそろっていない食器、箱が汚れていたり箱をなくしたりした食器も買取の対象としているのが特徴です。傷があるからとあきらめていた食器も、まずは相談できます。
出張買取は全国に対応し、出張料・査定料・買取手数料は無料です。訪問前に担当者の氏名と顔写真が届き、社名の入っていない一般車両で来てもらえます。金額に納得すればその場で現金を受け取れ、納得できなければキャンセルも可能です。
欠けやヒビのある食器も含めて、近くの店舗や自宅で気軽に査定を受けたい方におすすめです。
| 店舗名 | おたからや |
| 所在地 | 〒220-6115 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3-3 クイーンズタワーB 15階(株式会社いーふらん) |
| URL | https://www.otakaraya.jp/method_flow/ |
トレジャーファクトリー(トレファク)

トレジャーファクトリー(トレファク)は、東京都千代田区に本社を置く株式会社トレジャー・ファクトリーが運営する総合リユースショップです。1995年に設立され、東証プライム市場に上場しています。
店頭では雑貨のひとつとして洋食器やテーブルウェア、アンティーク雑貨を買い取っており、査定後のキャンセルも可能です。家具や家電、洋服、お酒なども扱っているため、引っ越しや片付けで出た品物とまとめて持ち込めます。
宅配買取では、ブランド食器を洋服や小物などと一緒に送れます。送料・査定料・キャンセル料・振込手数料は無料で、返送料も基本的には無料です(送った品にひとつも値段がつかなかった場合のみ利用者の負担)。ただし、利用は合計10点以上からで、梱包材は自分で用意する必要があり、ノーブランドの食器は対象外です。
宅配買取は北海道・本州・四国・九州から利用でき、沖縄県と離島からは申し込めません。未成年からの買取は行っていない点にも注意しましょう。
洋服や雑貨などの不用品とあわせて、ブランド食器を宅配でまとめて売りたい方におすすめです。
| 店舗名 | トレジャーファクトリー(トレファク) |
| 所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル 20階(株式会社トレジャー・ファクトリー) |
| URL | https://www.treasure-f.com/sell/post/ |
食器を売る前にやるべき準備

食器は割れ物で、ブランドやシリーズの見分けも難しいため、査定の前に次の5つの準備をしておきましょう。
1. バックスタンプでブランドとシリーズを確かめる
高級食器の裏面には、ブランドのロゴやシリーズ名、製造年代などを示す「バックスタンプ(裏印)」があります。同じシリーズでも年代によってロゴの形が違う場合があり、査定の大切な手がかりになります。食器の裏をスマートフォンで撮影し、読み取れるブランド名やシリーズ名をメモしておくと、事前査定や申し込みがスムーズです。
2. 箱や説明書、セットの内容をそろえる
購入時や贈答時の外箱、説明書などの付属品と、カップとソーサー、ポットのふたといったセットの構成品がそろっているかを確認しましょう。いただき物の食器は、箱などの付属品をそろえて売ると評価が高くなりやすいとされています。箱が汚れていても買い取る店はあるため、捨てずに一緒に査定に出してください。
3. 欠け・ヒビ・金彩のはがれ・貫入を確認する
明るい場所で、縁の欠けやヒビ、金彩・銀彩のはがれ、絵柄のすれ、茶渋などのシミがないかを確認します。気になる箇所は写真に撮って申し込み時に伝えておくと、事前の見積もりと本査定の差を小さくできます。陶器のなかには、釉薬(うわぐすり)に細かなひび模様が入る「貫入(かんにゅう)」を味わいとして生かした器もあるため、ヒビと見分けにくい場合は自己判断せずに査定士に見てもらいましょう。
4. ホコリや汚れはやさしく落とす
長く箱にしまっていた食器には、ホコリや黄ばみが付いていることがあります。汚れは柔らかい布で拭き取る程度にとどめ、研磨材付きのスポンジやクレンザー、金属たわしは使わないようにしましょう。ノリタケは、これらが製品の表面に影響するとしているほか、金銀の装飾ははげたり傷がついたりしやすいため手洗いを勧めています。銀メッキのカトラリーは、塩素系漂白剤を使うと黒く変色する原因になるので注意が必要です。
5. 本人確認書類と利用条件を確認する
古物営業法では、買取店が品物を買い取る際に、売り手の住所・氏名・職業・年齢を確認する措置をとるよう定めているため、買取には原則として本人確認書類が必要です。宅配買取では、書類のコピーを同封したり、申し込みフォームから写真をアップロードしたりと、店によって方法が違います。また、トレファクやなんぼやのように18歳未満からの買取を行っていない店もあるため、家族の食器を売る場合は持ち主本人が手続きできるよう準備しましょう。
食器を高く売るための7つのコツ

同じ食器でも、売るタイミングや売り方しだいで評価は変わります。ここでは、食器を少しでも高く売るための7つのコツを紹介します。
1. 使う予定のない食器は早めに売る
未使用の食器でも、保管場所によっては黄ばみなどの経年劣化が進み、評価が下がることがあります。バイセルや日晃堂も、使う予定のない食器は早めに売るよう案内しています。引き出物やいただき物の食器は、箱に入れたまま食器棚の奥に置いておくより、状態のよいうちに査定に出すのが得策です。
2. ティーセットやペアはばらさずに売る
カップ&ソーサーとポット、クリーマー、シュガーポットがそろったティーセットや、ペアのグラスは、一式のほうが次の買い手にとって使いやすくなります。バイセルも、セットの食器はばらさずに一式で売るよう勧めています。一部が欠けたセットを買い取る店もありますが、手元にそろっているなら分けずに査定に出しましょう。
3. 箱に入れて重ねずに保管する
食器を裸のまま重ねて保管すると、食器同士がこすれて傷がつく原因になります。売るまでの間は購入時の箱に入れて保管し、箱がない場合は間に紙や布を挟んでおきましょう。銀製品は空気中の硫黄分と結びついて黒く変色するため、ポリエチレン袋などで包んでから箱にしまうと、変色を防ぎやすくなります。
4. 写真査定で複数店の見積もりを比べる
エコリングやなんぼやのように、LINEで写真を送るだけで事前に査定してもらえる店があります。全体の写真に加えて、バックスタンプ、欠けやすれのある部分、箱の写真を送ると、実物の査定との差が小さくなります。得意なブランドや販路は店によって違うため、2〜3店の見積もりを比べてから売り先を決めましょう。
5. アンティークや廃盤のシリーズは骨董にも強い店に見せる
バイセルは、中古市場ではブランド食器のなかでもアンティーク品の需要が高い傾向にあり、製造から100年以上たったものはアンティーク品として評価される場合があるとしています。また、おたからやは、生産数の限られた限定品や製造が終了した廃盤シリーズは、希少性から価値が高まるとしています。こうした食器は、総合買取店だけでなく骨董品にも詳しい店でも査定を受け、評価を比べると安心です。
6. 宅配で送るときは1点ずつ緩衝材で包む
宅配買取では、配送中の破損を補償しないとしている店もあるため、梱包の丁寧さがそのまま査定に響きます。お皿は1枚ずつ緩衝材で包むか、お皿と緩衝材を交互に重ね、箱の隙間には新聞紙などを詰めて中で動かないようにしましょう。宅配キットに緩衝材を同封してくれる店もあるので、申し込み時に割れ物を送ることを伝えておくと安心です。
7. ほかの品物とまとめて出張査定を頼む
食器棚ひとつ分の食器を売るなら、出張買取でまとめて見てもらうと、持ち運びや梱包の手間がかかりません。食器以外の品も幅広く扱う店なら、着物やブランド品、お酒などもあわせて1回の訪問で査定してもらえます。出張の受付に点数の目安を設けている店もあるため、まとめて依頼すると条件を満たしやすくなります。バッグや時計などのブランド品も手放す予定がある場合は、ブランド買取の記事も参考にしてください。
食器買取でよくある質問

最後に、食器を売る前によく出てくる疑問に、各店の公式サイトの案内や法律のルールをもとに答えます。
箱がない食器やセットの一部だけでも売れますか?
多くの店で売れます。本体の状態がよければ箱がなくても査定する店や、一客だけのカップ&ソーサー、ペアの片方だけでも買い取る店があります。
ただし、箱や付属品がそろっているほうが高く評価されやすいため、見つかるものは一緒に出しましょう。宅配買取では、ノーブランドで箱のない食器を受け付けていない店もあるので、送る前に条件を確認してください。
ブランドが分からない食器でも査定してもらえますか?
査定してもらえます。バイセルはブランドが分からない食器でも査定できるとしており、日晃堂も査定の際に調べるとしています。
食器の裏のバックスタンプを撮影して事前査定に送ると、ブランドや年代の見当がつきやすくなります。いただき物でブランドが分からない場合も、処分する前に一度査定を受けてみましょう。
引き出物でもらったノーブランドの食器は売れますか?
店によって扱いが大きく異なります。ブランド食器や骨董品を中心に扱う店では、ノーブランドの食器を対象外としていることがあります。一方、エコリングの宅配買取は、1点から買い取れるブランド品などを同梱すれば、食器や贈答品などの雑貨もあわせて買い取るとしています(ノーブランドで箱のない食器などは除く)。
未使用で箱入りのノーブランド食器は、ほかの品物と一緒に店頭や出張で相談すれば、値段がつくかどうかをその場で確かめられます。
出張買取で売ったあとに取り消すことはできますか?
原則としてできます。出張買取は特定商取引法の「訪問購入」にあたり、法律で定められた書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面または電磁的記録でクーリング・オフ(契約の解除)ができ、その期間中は品物の引き渡しを拒むこともできます。ただし、事前に聞いた金額で売ると決めて「その金額で売るので来てほしい」と頼んだ場合のように、自分から自宅での契約を求めたときは、クーリング・オフなどの規定は適用されません(見積もりのために来てもらうだけなら対象です)。
家具や、持ち運びが容易でない家庭用の電気製品などは訪問購入の規制の対象外とされていますが、食器は消費者庁が示す対象外の品目の例に含まれていません。クーリング・オフは業者が自宅などを訪れて買い取る取引のための制度なので、店頭買取や宅配買取で売るときは、各店のキャンセルの決まりを事前に確認しておきましょう。くわしくは消費者庁の「特定商取引法ガイド」で確認してください。
まとめ|状態の確認と店選びで食器の価値を引き出そう

本記事では、食器買取をする際のポイントを解説しました。買取店を選ぶときは、売りたい食器のジャンルに強いか、未使用品だけを扱う店か、買取方法と対応エリア、返送料などの扱い、査定の根拠を説明してくれるかを確認しましょう。未使用のブランド食器を自宅で売るならバイセル、そろっていないセットを店頭で相談するならなんぼや、アンティーク食器なら日晃堂、ブランド食器を1点から宅配で送るならエコリング、欠けやヒビのある食器ならおたからや、ほかの不用品とまとめて送るならトレファクなど、目的に合わせて選ぶことが大切です。
高く売るためには、バックスタンプでブランドとシリーズを確かめ、箱やセットをそろえ、使わない食器は状態のよいうちに早めに売ることがポイントです。宅配で送る場合は1点ずつ丁寧に梱包し、写真査定で複数店の見積もりを比べてから売り先を決めましょう。
しまい込んだままの食器も、次の持ち主にとっては毎日の食卓を彩る器になります。この記事を参考に信頼できる買取店を見つけて、納得のいく形で食器を手放しましょう。


