「乗り換えで使わなくなったヘルメットやジャケットを、捨てずにお金に換えたい」「社外マフラーやインカムを売りたいけれど、どこに出せば正しく評価してもらえるのかわからない」そんな悩みを持つ方は多いはずです。
世の中には多数のバイク用品買取店があり、ヘルメット専門店からバイクウェアの宅配買取、カスタムパーツを扱うリユースチェーンまで様々な選択肢があります。しかし店舗ごとに得意なジャンルや手数料の条件が大きく異なるため、選び方を間違えると損をしたり、規格マークのないヘルメットが買取を断られたりすることも。
この記事では、バイク用品を高く売りたい方に向けて、失敗しない買取店の選び方、利用できる主要なバイク用品買取店、売る前の準備、高く売るコツまで徹底解説します。
バイク用品買取店の選び方|5つのポイント

バイク用品は品目ごとに評価のポイントが違うため、次の5点を押さえて買取店を選びましょう。
1. 売りたい品目が得意な店を選ぶ
バイク用品の買取店は、ヘルメットに強い店、ライディングウェアに強い店、マフラーやホイールなどのパーツに強い店と、得意分野がはっきり分かれています。売りたい品目の専門店に出すほうが、ブランドやモデルの価値を正しく見てもらいやすくなります。なお、バイク本体の売却は用品とは別の業者選びになるため、本記事では用品とパーツに絞って紹介します。
2. 買取方法と対応エリアを確認する
ヘルメットやウェアは宅配で送りやすい一方、マフラーやホイールのようにかさばるパーツは、店頭への持ち込みや出張買取のほうが楽な場合もあります。出張買取は特定商取引法の「訪問購入」にあたり、契約内容を記した書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができ、その間は品物の引き渡しを拒むこともできます。一方、自分で品物を送る宅配買取については、クーリング・オフの対象外と明記している店もあるため、申し込む前に条件をよく読んでおきましょう。
3. 送料・返送料・キャンセル料の無料範囲を比べる
多くの店が宅配の送料無料をうたっていますが、査定額に納得できずキャンセルしたときの返送料の扱いは店によって異なります。返送まで無料の店もあれば、着払いで戻ってくる店もあります。ヘルメットやブーツは箱が大きくなりがちなので、申し込み前に無料の範囲を確認しておくと安心です。
4. ヘルメットの買取条件(PSC・SGマーク)を確認する
バイク・原付用のヘルメットは消費生活用製品安全法の「特定製品」に指定されており、PSCマークのないものは販売できません。そのため、PSCマークのないヘルメットは買取対象外とする店が一般的です。SGマークは製品安全協会による任意の認証で、有効期間内に製品の欠陥で起きた人身事故を賠償する制度が付いており、店によってはSGマークの有無も確認されます。
5. 本人確認の条件と入金スピードをチェックする
買取店は古物営業法により、売り手の本人確認が義務づけられています。取引額が1万円未満なら確認を省ける例外がありますが、バイクや原付の部分品(汎用的なねじ・ボルトなどを除く)は少額でも確認が必要な品目に指定されています。未成年は保護者の同意が必要な店や受け付けていない店もあり、入金も即日から数営業日後までと差があるため、急ぐ方は振込のタイミングも比べておきましょう。
利用できるおすすめのバイク用品買取店
バイク用品買取に強い主要店を紹介します。
パーツワン

パーツワンは、東京都墨田区を拠点にバイクパーツやバイク用品の買取を手がける宅配買取の専門店です。運営元の株式会社バイクワンは2007年に設立され、パーツの販売も行っています。
マフラーやホイール、カウル、キャブレターなどのカスタムパーツに加え、メーカー純正のオプションパーツやブランド工具も査定対象です。ヘルメットはアライやSHOEIのほか、AGVやNOLANなどの海外ブランドにも対応しています。
メール査定か電話で申し込むと着払い伝票と同意書が届き、全国から送料無料で発送できます。買取が成立すれば、当日から翌営業日のうちに指定口座へ振り込まれます。
なお、キャンセルした場合の返送料は利用者の負担になります。送る前にメール査定でおおよその金額を確かめておくと安心です。
取り外したマフラーや足回りのパーツを、全国からまとめて売りたい方におすすめです。
| 店舗名 | バイクパーツ買取パーツワン |
| 所在地 | 東京都墨田区吾妻橋2-2-1 SHセンタービル3F |
| URL | https://www.partsone.jp/ |
ドクターヘルメット

ドクターヘルメットは、福井県福井市を拠点にヘルメットを中心としたバイク用品の買取を手がける専門店です。運営は、県内でリユースショップを営む株式会社ステップワンです。
アライやSHOEI、OGK KABUTOから、BELLやAGVなどの海外ブランドまで幅広く扱い、1980年代以前のビンテージヘルメットの買取も強化しています。レザージャケットやグローブ、ブーツ、ゴーグル、シートバッグなども対象です。
買取方法は店頭と宅配の2種類です。店頭は福井市内の飯塚店とサンステップ福井本店内の売り場で受け付けており、宅配は無料の梱包キットを使って全国から送れます。
送料・査定料・振込手数料・キャンセル料はかからず、不成立時の返送料も原則として店側の負担です。写真やLINEで事前査定ができる一方、PSC・SGマークのないヘルメットはビンテージ品を除いて買取対象外とされています。
人気ブランドのヘルメットやビンテージ品を、手数料を気にせず売りたい方におすすめです。
| 店舗名 | ヘルメット買取専門ドクターヘルメット |
| 所在地 | 福井県福井市経田2-1005(株式会社ステップワン本店・サンステップ福井本店) |
| URL | https://drhelmet.com/ |
ライドオン

ライドオンは、埼玉県越谷市を拠点にヘルメットやバイク用品の買取を手がける専門店です。運営は株式会社スリーチアーズで、2026年9月に現在の店舗へ移転しました。
SHOEIやアライ、SIMPSONなどのヘルメットに加え、ライダースジャケットや革ツナギ、ブーツも対象です。インカムやGoProといった電子機器も扱っています。
買取方法は次の3種類です。
・宅配買取:全国対応で、送料・査定料・振込手数料は無料
・店頭買取:事前予約制で、成約すればその場で支払い
・出張買取:対象エリア内のみ
宅配では、査定額に同意して本人確認が済めば、即日から翌営業日までに振り込むとしています。キャンセル時の返送は着払いで、PSCシールのないヘルメットは買取できません。宅配買取は18歳以上が対象で、高校生は利用できない点にも注意しましょう。
ヘルメットとインカム、ウェアをまとめて手放したい方におすすめです。
| 店舗名 | ヘルメット・バイク用品買取専門店 ライドオン |
| 所在地 | 埼玉県越谷市恩間新田459-3 |
| URL | https://bkrideon.com/ |
アップガレージ(アップガレージライダース)

アップガレージは、神奈川県横浜市に本社を置き、カー用品とバイク用品のリユース店を全国に展開するチェーンです。
店舗数は全国280店舗としており、二輪用品専門の「アップガレージライダース」も、四輪用品店への併設などの形で展開しています。バイクパーツに加え、ヘルメットやウェアの買取も強化中です。
買取方法は次の3種類です。
・店頭買取:運転免許証を持参し、成約すればその場で現金払い
・出張買取:関東・北陸・東海・関西・九州の一部地域で、出張費・査定費は無料
・宅配買取:全国対応(一部離島を除く)で、宅配キットは無料
宅配は宅配キットを使わずに自分で梱包して送ると査定額が10%上がり(タイヤ・ホイールを除く)、成約後4営業日以内に振り込まれます。ただし返送料は自己負担で、宅配はクーリング・オフの対象外とされています。
近くの店舗に持ち込んですぐ現金化したい方や、パーツと用品をまとめて売りたい方におすすめです。
| 店舗名 | アップガレージ/アップガレージライダース |
| 所在地 | 神奈川県横浜市青葉区榎が丘7-22(株式会社アップガレージグループ) |
| URL | https://www.upgarage.com/ |
ストスト

ストストは、和歌山県和歌山市を拠点にブランド古着やゴルフウェアの買取販売を手がける株式会社一条が運営する、バイクウェアの宅配買取サービスです。
2017年からバイクウェアの取り扱いを始めており、RSタイチやクシタニ、カドヤ、HYOD、アルパインスターズなどのウェアに加え、SHOEIやアライのヘルメット、ブーツ、バッグも査定してもらえます。汚れやほつれがあっても、普通に使える状態なら買取の対象です。
宅配キット・送料・査定料・キャンセル料・返送料・振込手数料はすべて無料で、1点から申し込めます。査定結果は荷物の到着から通常3営業日以内にメールで届き、品物ごとに売るか返してもらうかを選べます。
成約後は2営業日以内に本人名義の口座へ入金され、受付は定休日なしの10時〜19時です。
手持ちのウェアの価値を、費用負担の心配なく1点から確かめたい方におすすめです。
| 店舗名 | バイクウェア買取専門店ストスト |
| 所在地 | 和歌山県和歌山市今福4-66-3(株式会社一条 本社) |
| URL | https://www.stst-used.jp/bikewear/ |
グッドエンド

グッドエンドは、大阪市生野区を拠点にバイクウェアやヘルメット、グローブなどライダー向けアイテムの宅配買取を手がける専門店です。運営は株式会社BEECTORYです。
店舗販売を行わない宅配専門のスタイルで「バイクウェアの最高額買取」を掲げ、他店より査定額が低かった場合は全品を返却する保証も設けているとしています。RSタイチやアライ、HYODなど、人気ブランドのアイテムを扱っています。
梱包資材は申し込み時に無料で取り寄せられ、送料と査定料もかかりません。査定結果は原則として翌営業日までに届き(混雑時は最大で3〜5営業日ほど)、成立すれば原則翌営業日に振り込まれます。
LINEでの写真査定にも対応しています。なお、車体に取り付けるパーツやPSCマークのないヘルメットは買取対象外で、内装スポンジがはがれたヘルメットやノーブランド品も、買取できないか最低額になる場合があります。
ブランドのライディングウェアを、できるだけ早く現金化したい方におすすめです。
| 店舗名 | バイクウェア買取 グッドエンド |
| 所在地 | 大阪府大阪市生野区巽東2-8-32 荻田第4ビル307 |
| URL | https://goodend-kaitori.com/ |
バイク用品を売る前にやるべき準備

査定額を下げないために、発送や持ち込みの前に次の5つを済ませておきましょう。
1. ヘルメットの製造年と規格ラベルを確かめる
ヘルメットは製造からの年数が査定に影響しやすく、新しい年式ほど評価されやすい傾向があります。本体のラベルで製造年月を確認し、PSCマークやSGマークのシールがはがれていないかもチェックしておきましょう。SHOEIは購入から3年での交換を推奨しており、年数が経ったものは値段がつきにくい場合があることも覚えておきたいところです。
2. 内装を洗い、帽体とシールドをきれいにする
取り外せる内装パッドは中性洗剤で手洗いし、しっかり陰干しして汗のにおいを取っておきましょう。内装をクリーニングしておくと、その分高く買い取るとしている店もあります。帽体やシールドは柔らかい布で汚れを拭き取りますが、シンナーなどの有機溶剤や熱は衝撃吸収材を傷めるおそれがあるため使わないでください。
3. 転倒歴やダメージは正直に申告する
転倒や落下で強い衝撃を受けたヘルメットは、見た目に傷がなくても内部の衝撃吸収ライナーが傷んでいる可能性があります。こうした履歴やひび割れは査定に大きく影響するため、事前査定の段階で正直に伝えることが大切です。パーツも同様で、申告した状態や適合車種が実物と大きく違うと、買取を断られることがあります。
4. インカムはペアリング情報を消去して初期化する
インカムにはスマートフォンや仲間のインカムとの接続情報が残っているため、手放す前にペアリングを削除し、必要に応じて設定を初期化しておきましょう。例えばSENAの50Sでは、設定メニューからすべてのペアリングを消去する手順が取扱説明書に載っています。充電ケーブルや取り付け用のクランプ、スピーカーなどの付属品もそろえ、アクションカメラやドライブレコーダーは記録メディアのデータを消してから出しましょう。
5. 付属品と本人確認書類をそろえる
ウェアなら防寒ライナーやフード、脱着式のプロテクター、ヘルメットなら予備のシールドや保管袋、取扱説明書など、購入時に付いていたものを一緒に用意しましょう。ポケットやバッグの中に鍵や免許証が残っていないかも確認が必要です。宅配買取では本人確認書類のコピーを同封するのが一般的で、マイナンバーカードを使う場合は個人番号が載った面をコピーしないよう注意してください。
バイク用品を高く売るための7つのコツ

同じ品物でも、売り方を工夫するだけで査定額が変わることがあります。
1. 春のシーズン前に売る
バイク用品は、ツーリングシーズンを控えた春先に需要が高まりやすいジャンルです。新しい装備をそろえるライダーが増える時期に合わせて手放せば、買取店も在庫を確保したいため評価されやすくなります。防寒ウェアや冬用グローブなどは、本格的に寒くなる前の秋口に売るのも一つの手です。
2. 人気ブランド・現行モデルは早めに手放す
アライやSHOEI、OGK KABUTO、クシタニ、RSタイチ、HYODといった人気ブランドは中古でも需要がありますが、新モデルが出ると旧モデルの評価は下がりがちです。使わないと決めたら早めに売るほうが、高値がつく可能性は高まります。体型の変化で着られなくなったウェアや、買い替えで出番のなくなったヘルメットも、しまい込まずに査定に出してみましょう。
3. 外した純正パーツは捨てずに保管する
マフラーやミラー、ステップなどを社外品に替えたときに外した純正パーツは、ノーマルに戻したい人や補修用に探している人がいるため、買取の対象になります。傷やサビが進まないよう、袋に入れて湿気の少ない場所で保管しておきましょう。メーカー純正のオプションパーツを買い取っている専門店もあるので、社外パーツと一緒に査定に出すのがおすすめです。
4. パーツは適合車種と付属品をそろえて出す
カスタムパーツの査定では、どの車種に適合するかが重要な判断材料になります。品番や適合する型式を調べて申告し、取り付け用のボルトやステー、ガスケット、取扱説明書などの付属品もそろえておきましょう。自分で加工したパーツは買取を断られることがあるため、加工の有無も正直に伝えてください。
5. ヘルメット・ウェア・インカムはまとめて売る
ヘルメットとウェア、グローブ、インカム、リアボックスやサイドバッグといったケース類を一度に査定に出すと、まとめ売りで総額が上がることがあります。宅配買取なら発送が1回で済み、梱包の手間も減らせます。売りたい用品をあらかじめ一覧にしておくと、事前査定の依頼もスムーズです。
6. 写真査定で複数店を比べる
多くの専門店はLINEや写真による事前査定に対応しているため、2〜3店に同じ写真を送って比較するのがおすすめです。得意ジャンルの違いによって、同じヘルメットでも見積もりに差が出ることがあります。ただし、事前査定はあくまで目安なので、実物の状態次第で金額が変わる点も念頭に置いておきましょう。
7. 梱包とステッカー・名入れの扱いに気を配る
ヘルメットは帽体やシールドに傷がつかないよう緩衝材で包み、箱の中で動かないように梱包します。梱包が不十分だと配送事故の補償対象外になるケースもあるので注意が必要です。後から貼ったステッカーは跡を残さないよう丁寧にはがし、名前の刺しゅうなどが入ったウェアは評価が下がる場合があることも理解したうえで査定に出しましょう。
まとめ|得意ジャンルの合う専門店選びと丁寧な準備が高値の鍵

本記事では、バイク用品買取をする際のポイントを徹底解説しました。最後に重要ポイントをおさらいします。
買取店を選ぶときは、売りたい品目が得意な店かどうか、買取方法と対応エリア、返送料を含めた無料の範囲、ヘルメットのPSCマークなどの買取条件、本人確認と入金スピードを確認しましょう。ヘルメットならドクターヘルメットやライドオン、ウェアならストストやグッドエンド、マフラーなどのパーツならパーツワンやアップガレージと、得意分野に合わせて使い分けるのが近道です。
高く売るためには、内装の清掃や付属品の用意、転倒歴の正直な申告、インカムの初期化といった準備を済ませたうえで、春のシーズン前など需要が高まる時期を狙うことが大切です。外した純正パーツの保管や、写真査定による複数店の比較も効果的です。
使わなくなったバイク用品も、次のライダーにとっては頼れる装備になります。自分の品物に合った買取店を見つけて、納得のいく価格で手放しましょう。


